メキシコで偶然出合った絶景・アルチチカ

メキシコにはあちこちで、いわゆる"絶景"を観ることができますが、なかでも忘れがたいのがAlchichica[アルチチカ]というラグーンです。偶然目の前に広がった、思いもよらない風景だったからかもしれません。サボテンだらけの荒野の中に突如現れた真っ白な岩に囲まれたライトブルーの湖。

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石灰岩の白が映える、それはそれは美しい風景です。なんでもネッシーみたいなのが出る、って噂があったり、海と通じる大きな穴が開いていて、何人も吸い込まれて亡くなった、という話しも聞きましたが…。

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水の透明さといったら!

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そしてこんな写真も撮れました。サボテンとヤギ(ですよね?)!

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実はこんな牧歌的な風景も広がっていたのです。ヤギがたくさん放牧されていて、ヤギ飼いの青年がおり、馬に乗った人が通り過ぎていく…。

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訪れたのは丁度去年の今頃ですが、こんなところで暮らす、ってどういう生活なんだろう…と思いをめぐらせました。毎日こんな絶景が眺められるのなら悪くなさそうですね。小さな家だけれど、この景色が全部見渡せる窓がある小部屋があって、そこで毎日本を読んで静かに暮らす…、なんてそんな優雅な想像をしてしまいました。

まだまだ秘蔵写真はあるのですが、このくらいにしておきます。


プエブラから北に109km、Perote方面へcarretera140を左のバイパスに。cuota 150 D.を過ぎたところにあります。ベラクルス州のハラパであった結婚式に行くために通った道ですが、思わず感動して車を止め、みんなで見入ってしまいました。

参考資料/http://www.mexicodesconocido.com.mx/notas/7221-Alchichica

写真・文/Mie
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たびたび、旅に出たらいい

5月29日の金曜日の仕事帰りのこと。印刷所に原稿は入れて一段落できたものの、やっぱり疲れが取れなくて、すっごくささいなことで、糸がぷつんと切れて、よるの繁華街のど真ん中で大泣きした。

一度頭と心がいっぱいになると、もうコントロールできなくて、号泣、になった。声を出して大声で泣いて泣いて…。でも何とか、何とか元に戻れた。涙を止めた。そして、ずーーーっと食べたかった、胡桃とチーズにハチミツがかかったサラダを小さなイタリアンレストランに食べに行って、少しすっきりした。安物でもグラスワインを1杯飲んで、ラザニアもちょっと食べたらお腹が温かくなった。美味しい食べ物をきちんと食べる、というのはやっぱり大事なことだ、とぼんやりした頭で思った。

土曜の朝には上司と同僚と出かける予定だったけれど、もう支度する気力は無かったから、映画を観ながらとにかく何も考えずに、寝た。

掃除も洗濯もずっとできてなくて、そんな余裕もない自分が嫌だったけど、でもとにかく行かなくちゃ、と構えていた朝。楽しい旅行、というよりは、取材だ、仕事しなくちゃ、という気負いもあった。下調べをする時間も全然無かった。

だから、疲れがたまって、緊張してたせいか、何だか色々空周りした感じで始まった旅だった。

テポツソトランの大きな教会は逆光でうまく撮れなかったし、水道橋は思っていたよりも広すぎて、詰め込みすぎのスケジュールの中では、魅力を発見しきれず、その後に行った教会が沈んでいるはずのダム、バジェ・デ・カルボンは時期が悪くて、教会はぜんぜん沈んでなかったし、雨が降ってくすんだ町も冴えなかった。ケレタロでの日本食レストラン、「一番」で食べた魚の煮付けはとてもおいしかったけど、思ったより長居しすぎて、肝心の憧れの村、テキスキアパンで目的のワインとチーズのお祭りに着いたころは、もう暗く、村の様子もわからず、見たかった催しは全部終わってて、ホテルは一軒も空いてなかった。

散々飲んで食べて、ものすごく酔っ払って、宿を探すのに散々かかって、サン・フアン・デル・リオまで行ったのにまだ宿が見つからず、または満室で断られて、結局はケレタロまで戻ってわりといい値段がするホテルにやっと決めた頃はもう夜中2時半を回っていて、ただ倒れこむように寝た。次の日の朝に予定していた、一番行きたかったワイナリー巡りのツアーに参加するような時間にはやっぱり全然起きれなかった。

全然駄目じゃん、この旅は、という感じなのだけれど、連れの二人(上司と同僚)はあっけらかん、として、不満も特に言わずに淡々としていたし、実はたまに大声あげて笑ったりもした。特にテキスキアパンのフェリアで、メキシコ人の若者たちに絡まれて一緒に遊んだりした夜は、わけがわからなかったけど、でもやっぱり結構楽しかったんだ、と思う。

そして、そこそこ、ふかっとしたベットで、ゆっくり眠るとかなり優雅な気持ちになれる。その後は、もうこうなったら、テキスキアパンは次の機会に回して、こっちに行っちゃおう、とご飯を食べに行ったベルナル岩のある村がとっても良かった。もうこころとからだが、日常から離れて、旅、というエネルギーでリラックスできていたのかもしれない。

お腹をすかせて待ちに待った朝食は、急ぎすぎて選んだせいか外れだったけど(ついでに言えば昼食も)、村が、とってもアタリ、だった。かなり好み、でぞくぞくした。可愛くて綺麗で、いい程度に観光地化されていて、でもこじんまりとしている。ドアフェチの私が思わずレンズを向けたくなる、好みのドアもいっぱいあって、ひそかに興奮した。売っているものも、ウールで手の込んだものがかなり安い値段で買えるし、わりといい雑貨があって、だから思わずいっぱい買い物をしたのだ。岩には登らなかったけど、なんだか癒された。単純だなあ、と思うけれど、ヒーリングスポット、と言われるだけあるのかもしれない。気のせいかな。

かわいい、かわいい、と見てたら、上司がねずみのぬいぐるみを買ってくれた。 愛らしい顔の灰色のソイツは今はパソコンの画面の下にころん、と転がっている。名前はたびぃ、でいいか、と思う。

そして、夏らしく部屋を模様替えしたいから、と、青く染められた飾りの玉と写真立、そしておじぎ草の鉢植え、白いショールと黒いショール、そしていろんな鮮やかな色の石、羊のお乳でできた甘いお菓子、とかを細々したものをいっぱい買った。どれもとても安いけれど、こういう好み! 好き! というものにしょっちょう出会えるわけじゃないし、そしてちっちゃな幸せで包んでくれるものたちなのだ。こういうたやすい幸せを見つけられるのは、女の特権かもしれない、と思ったりもする。ばかばかしいようだけど。

自分で好きに動きたくなったりする私は、二人の旅の輪や時間を、時々やや乱しながら、いつの間にか楽しく過ごさせてもらったみたいだ。随分おごってもらったし、気も使ってもらったけど、私は使わなかった…し。

ああ、フェリアでケレタロ産の白ワインも買ったんだった。3本も。

その重たいワインはいつも同僚が持っててくれたし、女の私が、いろんなものバカみたいにたくさん時間をかけて買う間も、連れの二人は黙って待っててくれたし、おじぎ草と鉢は、お店のおじさんが合わせて20ペソ、という破格にしてくれた。

そういう小さな優しさと嬉しさが積み重なると、後で思い出してもなんだかほっこりする。



車で人に連れてってもらう旅は楽だし、自分以外のいろんな視点があっていいけれど、一人の旅の方が、気楽に好きなように回れて風景とかが心に染みるし、地元の人ともいっぱいしゃべるから、その土地を一番よく味わえる気がして好きなんだよ、ってひそかに思ってたりもしたけれど、でも一番疲れるのも一人の辛さ。ほっこりとした優しさはどこか足りないし、安心して、ぐーぐー車の中で寝ることもできない。

そして、その次の週末は、リベンジ! と思っていろいろ下調べは済ませて、テキスキアパンにワインとチーズ工房巡りに出かけた。寸前まで一人で行こう、と思っていたけれど、思い立って、年頃の女友達を誘った。女友達との旅は、なんだかんだでラッキーが多いし、買い物も楽しめるし、いろんな無駄話とか人生とか恋とか悩みとかの話がごちゃごちゃできたりとか、ある意味気楽で、そしてワイン工房巡りには結構合った。

やっぱり、たびたび、旅に出てみることって、だいじ。

こんなにも豊かな味がするんだ、出かけるたびに、どんな風にどんな旅行を、誰と行くかでも全然違う味がするんだ、って思う。

「月に一度は旅をしよう」ってのが今年の私の標語で、一度どころか、二度も三度もしたりしている。もちろん1泊とかそういう週末小旅行ばかりなんだけれど、知らない場所に行けるこの仕事に恵まれて、大きなエネルギーと幸福ももらってるのかもしれない。

いろんな優しさをかみ締めて、涙は出したいときに出して、それでもっと私も優しくなろう。

まだまだ知らない顔がいっぱいあるメキシコをちゃんと味わって、そして、そこでもらった優しさは、できるだけどこかで私も誰かにあげられるようにしよう。





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Tepotzotlanにて。教会でマリアッチが待機していて、でも横にいるグループは別だから…と不思議に思ってスケジュールを観にいったら、10時から結婚式、10時半からは洗礼式、11時からは初聖体と結構きちきちのスケジュールだった。

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花嫁が出てくるとマリアッチもはりきって、急ににぎやかになった。

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ここがTepotzotlanの水道橋。

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お弁当定食。ケレタロでもこんなに美味しい日本食が食べられるなんて。

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テキスキアパンのワインフェリア。もうみんな出来上がっている。

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アメリカ人もいますよ、という表示が付いたワインバーのブース。

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UFOが見えたりもする、という話もある一枚岩。凛とした美しさに圧倒される。

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羊のウールでできたねずみ達。一匹10ペソ。中にはちっちゃな石がぎっしり詰まって、ずしりとした重みがある。手のひらにしっくりくる大きさ。

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Peña de Bernalのある、鮮やかで美しいプエブロ・マヒコ。

写真・文/Mie

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メキシコの扉に恋する旅、4

San Miguel de Allendeという街のドアや窓を紹介してきたこのシリーズも今回でおしまい。
黄色い壁のものばかりを集めてみました。

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もう使われていないんじゃないかと心配したくなるほど古ぼけた木製のドア。南京錠で外から鍵をかけています。
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まぶしいくらい鮮やかな黄色の壁に映える窓。

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細長いドアの向こうでは様々な雑貨やアクセサリーがきちんと並べられて売られています。

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こちらも大好きな色。ちょこんと並べられた花も愛らしく。奥では女の子が二人坐ってなにやらおしゃべりに夢中です。ステキなアクセサリーがたくさん売られていました。
◇Tabi Tabi TOYO4月号No.45、P24で紹介

こうやって、何かテーマを決めて写真を撮ったり、好きなものを探す旅も楽しいものですね。

写真・文/Mie

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メキシコの扉に恋する旅、3

San Miguel de Allendeの街でであった窓。

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ちょっとアングルが曲がってしまいましたが。。。こちらは重厚に守られた窓です。奥にぼんやり見えるのが棚で、ここには小さな人形がぎっしりと飾られています。赤く映っているのは向かいのおうちの壁の色。鉄格子ですが、細めで威圧感を感じません。


写真・文/Mie

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メキシコの扉に恋する旅、2

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こちらは窓。鮮やかな赤が人目をひきます。

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窓の上の棒からはおそらく雨水が落ちてくるのじゃないかしら。まるで銃口のようですが。キレイに塗られた黄色の壁と、赤茶の窓枠。白い清潔そうなカーテンがかかり、鉢植えがぎっりしと並べられて、シンプルだけどキレイに使われている様子が伝わります。

SanMigueldeAllende07feb09_04
これがこの旅で一番お気に入りのドアです。隣の家との色とバランス、壁の剥がれ落ちた感じ、重厚なドアの周りの石に対して、古ぼけた木のドア、ユニークな飾り。
◇Tabi Tabi TOYO4月号No.45、P24で紹介


写真・文/Mie

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