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メキシコ情報&旅行誌「旅たび東洋」編集部スタッフがメキシコ周辺情報をお伝えしていきます。

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新型インフルエンザ関連情報

<5月29日追記> カルデロン大統領が「VIVE MEXICO」というキャンペーンを提唱し、新型インフルエンザで絶望的な状況に陥った観光業の復興を呼びかけています。メキシコ政府は12億ペソ(1億ドル弱)をこのキャンペーンに投入する予定ですが、外国人誘致もさることながら、国内の地元の公園、博物館、劇場、映画館、スポーツイベントなどに全国民が積極的に足を運ぶことが、数百万のメキシコ人家族の収入に貢献していくのだ。と、いうような主旨で、具体的なプランよりも国内外への同キャンペーンの意義を訴えた感じです。このキャンペーンが現時点の最優先課題となることで、実質的な新型インフルエンザの終息宣言と捉える報道もあります。

実数の話をすると、昨日28日までの時点で感染者総数4,947名、死者95名、生存者4852名。95名の死者のうち、75%以上が20~54歳に分類され、33.7%がメタボリック症、11.8%が喫煙者とのこと。

ところで、新型インフルエンザが豚インフルエンザと呼称されていた時点で、その発生源と推測されていた感染者第一号を出した村、ベラクルス州ペローテにあるラ・グロリアは、今ではちょっとした観光地となっているようで、感染第一号とされ、今では治癒しているエドガル・エルナンデス君(5歳)の銅像を今週にもお披露目する予定と、ベラクルス州知事が発表しています。発生源は明確に特定出来ていなかろうが、豚インフルではないと公式に発表されていようがお構いなしの便乗商法的な村おこしに見えなくもありませんが、それぐらいメキシコ人の中では新型インフルエンザは脅威でなく、過去のものになりつつあるのだと思われます。

先日も視察でユカタン州のメリダ市へ行った際も、空港、機内、メリダ市内など、マスク姿の人は皆無でした。メキシコシティでは未だ少しだけマスクを着けている人を見ますが、恐らく各家庭や職場にも既に使われなくなった大量の未使用マスクが放置されていることと思われます。 

話を「VIVE MEXICO」に戻しますと、今まで日本語版が存在しなかったツーリストカード(短期旅行者用の出入国カード)の日本語版が完成したとのこと。また、領空通過料、寄港料などの減額を継続する一方、観光業界も格安キャンペーン商品やパッケージ旅行の造成に力を入れるとのことです。

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<5月6日追記> 本日のLa Jornada紙に、全国175箇所の遺跡が入場可能になる旨の記載があった。本日~8日金曜までは半日のみ入場可能。9日土曜以降は通常通り見学出来るとのこと。しかし、博物館や劇場のような文化施設は2.25m(何故かこの距離感を基準にしている)の空間を他者との間に確保することが困難という理由で閉鎖が続くとのこと。ともあれ、旅行業者にとっては遺跡、古代文明都市が通常に戻っていくことは大前提だけに有難いNEWSと言えます。

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<5月5日追記> 昨日上司にネクタイをしないほうが感染しないらしい(newsで言っていたそうです)と言われ、本日はノーネクタイで出社しました。昨日からコルドバ保健大臣もノーネクタイですし。さて、5月7日から高校・大学を、11日から小・中学校を再開する予定との発表で、メキシコシティは徐々に平常に戻りつつあるように見え、マスクをしている人も減りつつあります。

政府発表(特に感染者、疑わしい人、死者数等)の二転三転により、海外で指摘されている以上に市民に不信感もあり、地方ではメキシコシティの話であって、自分は関係ないという無関心もあるでしょう。ですが、メキシコシティ空港の離発着便がこの1週間で780便欠航となった事実が象徴するように、特に旅行・観光産業には甚大な被害が事実として発生し、各業種でも簡単に平常に戻れる程、今回の新型インフルエンザの経済的なマイナス面は軽くありません。

あくまで素朴な疑問で、こういう表現は誤解を招くかも知れませんが、2千万人都市で26名の死者を出したインフルエンザはそんなに恐ろしいものなのでしょうか。不確かな報道と過剰な反応がなければ、こんなにメキシコに不都合な状況にならなかったかも知れないと思うと残念です。むしろ交通事故のほうが危なそうですが…

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<5月3日追記> WHOの最新の新型インフルエンザに関する統計で、世界18カ国で898名の感染者、20名の死者とのこと。うちメキシコでは感染者506名(女性272名/男性234名、0-9歳児122名/10-19歳120名/20-29歳98名/30-39歳69名/40-49名51名/50-59歳34名/60歳以上9名/年齢不明3名)他、死者19名を占めています。*CNN資料参考*

また、キューバ、アルゼンチン、ペルーの各首都へのメキシコからの直行便が運行停止となり、香港で8名の感染者が確認されたことにより、経由地であった上海-メキシコシティのアエロメヒコ直行便も運行停止とされ、中国当局により、感染の疑いのないメキシコ人まで71名が隔離されたことで、メキシコの外務省が「非人道的且つ差別的」と抗議するという国際関係まで正常でない状態になっています。中国もメキシコには医薬品やマスクを援助してくれていますし、メキシコが国際社会で孤立することは好ましくないですから、なんとか丸く収めて欲しいです。

メキシコシティの今週末の様子をレポートするにも、自宅とオフィスのあるコンデッサ地区から出ていない為、あまりにも小範囲な話ですが、人気レストランの多いこの地区も普段の週末より人手が少ない感じです。地区内にあるパルケ・メヒコ(メキシコ公園)は普段とおり犬の散歩、ジョギングをする人、デートするカップルが多く見受けられ、近くの小型スーパーにも買出し客が多いです。マスクをしていない人も多く、噴水の近くでテイクアウトのアイス・チャイなど飲んでいる分には、この街から恐ろしい疫病が世界に広がっているなんて、少しも想像が出来ない静かで長閑な雰囲気です。この市民の緊張感のなさは、メキシコ人特有の「ニ・モード」「Ni modo」(…仕方ない時、お手上げの時によく使う表現)の精神構造もあるかも知れませんが、政府の指導や広報が十分でないことで「実際に何をしていいのかわからない」というのが多くの市民の実情に見えます。 

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<4月30日追記> 昨日のコルドバ保健大臣の発表で、豚インフルエンザ感染が確認された数が、前日までの49名から99名(うち83名がメキシコシティ、13名がメキシコ州)に引き上げられました。また、豚インフルエンザの疑いがある(確実ではない)死者の数が176人に引き上げられました。それに付随して、5月1日~5日までの期間は、不要な外出を控える、市民生活に不可欠な商店や市場は営業する、バー・スポーツジム・映画館・テイクアウト業務以外のレストラン、及び公的機関は休業する…など呼びかけ、政府はあくまで事態をコントロールしていることを強調しました。

日本政府はメキシコ人に許可されていたビザ免除プログラムを停止し、日本へ渡航するメキシコ人に対し、ビザの取得を義務付けました。ビザの申請には医師の診断書を付ける条件が含まれます。また、日本航空、アエロメヒコ航空の各直行便でメキシコシティから到着した乗客を18日まで遡って、各人の健康状態の追跡調査を行うとの発表がありました。

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<4月29日追記> 本日からメキシコ全土のINAH(国立歴史考古学院)の管轄する遺跡が一時的に閉鎖になりました。世界遺産のテオティワカン、チチェン・イッツァ等、170以上の遺跡に入場観光が出来なくなっています。INAHでは遺跡に先だって管轄する博物館も閉鎖しております。

メキシコ観光業の赤字だけで過去1週間で約2億4千万ドルの損失。10日以内には5億ドル以上の損失が予想されています。旅行業に携わるものとしては9・11の時以上の危機です。

また、キューバ政府はメキシコからの航空便を一時的に(48時間)運行停止にする決定を下しています。メキシコからのキューバ旅行に影響が出ています。アルゼンチンもメキシコとのフライト運行を一時的にストップしました。 

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豚インフルエンザの流行拡大を防ぐ一環として、メキシコシティ国際空港出発時に健康申告書の提出が義務づけられたとのことです。 → *実際空港で現物をもらってきましたが、任意のアンケートのようなもので、義務ではありませんでした。質問の内容は名前、年齢、性別、以下はSIかNOで答えるもので、・39度以上の熱がでたか? ・咳が出るか? ・激しい頭痛があるか? ・筋肉痛はあるか? ・関節痛はあるか? ・目の炎症はでたか? ・鼻水がでるか? という内容だけでした。

これは感染の症状がある乗客の搭乗を防ぐ処置で、日本航空をはじめ、イベリア、コンチネンタル、デルタ、アメリカン、ルフトハンザ、エア・カナダの各航空会社で行われています。

また、メキシコシティ空港内に運輸省により24時間体制で健康診断が出来るコーナーが2箇所設置されました。また、国防省・海軍省の警戒措置としてマスクが支給されています。

シネメックスやシネポリスといった大手映画館チェーンは、メキシコシティ、メキシコ州、サン・ルイス・ポトシ州の劇場を一時的に閉鎖すると発表しています。

豚インフルエンザに関して、日本大使館からのスポット情報を転載させて戴きます。
正しい認識で予防・対応しましょう。



以下の内容は在メキシコ日本大使館領事部から戴いた~渡航情報(スポット情報)~ からの
全文です。掲載に問題があれば削除しますので、ご一報下さい。


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(件名)メキシコ:H1N1亜型由来豚インフルエンザの発生について(注意喚起:その2)

1. 4月25日現在、メキシコにおいてインフルエンザと似た症状を示す比較的重い呼吸器疾患が流行しています。
メキシコ厚生大臣は記者会見で、これまでメキシコ全国で1,004人の症例があり、4月23日までに68人が死亡(うち、20人の死因がインフルエンザであることを確認済み)していること及び以下の対策をとったことを発表しました。
なお、死亡した20人の地域別内訳は、メキシコ市13人、サン・ルイス・ポトシ州4人、バハ・カリフォルニア州2人、オアハカ州1人とされています。

(1)メキシコ政府は100万人分の抗インフルエンザウイルス薬を備蓄しており、インフルエンザと診断された患者に投与する。
(2)マスクの配布を開始する。
(3)豚肉を摂取してもウイルス感染はしない。
(4)週末も病院での診察が可能となるようにした。
(5)メキシコ市では、公的行事、宗教行事、サッカーの試合等、多くの人が集まる行事を中止した。
 また、WHOによれば、メキシコにおける症例は、動物のインフルエンザウイルスが人に感染した症例であること、地理的に 離れた場所で流行が広がっていること、通常みられない年齢層が罹患していること等から、これらの事例は非常に危惧 される事例です。

2.つきましては、メキシコに渡航を予定されている方は、報道等より現地の最新情報の入手に努めつつ、事態が沈静化するまでの間、渡航の是非について検討してください。また、メキシコに滞在されている方は以下の点に留意し、衛生管理及び感染予防に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、迷わず現地の医療機関の診療を受ける。

3.4月24日より、メキシコ市国際空港において、出国者に対して健康申告書の提出を義務づけています。

4.また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。

(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省海外安全相談センター
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 〇外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
携帯版:http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
○在メキシコ日本国大使館
  所在地:Paseo de la Reforma No.395, Col. Cuauhtemoc,
   06500 Mexico, D.F., Mexico
電話:(52-55)5211-0028
   FAX:(52-55)5207-7743
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
 ○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/desease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関〔WHO〕)
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/


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以下の内容はメキシコ政府広報「インフルエンザの感染予防に関するお知らせ」からの翻訳です。掲載に問題があれば削除しますので、ご一報下さい。

☆新しいインフルエンザの症状は以下の通り☆

・39度以上の高熱(急に発熱するケースが多い)
・咳
・激しい頭痛
・筋肉痛、関節痛
・目の炎症
・鼻水


☆保健省の推奨する予防手段は以下の通り☆

・呼吸に問題ありそうな人から距離を置く
・石鹸水で頻繁に手を洗う
・キスや握手の挨拶はしない
・食事、食器類などを人と共有しない(同じものを使わない)
・家庭や事務所の閉鎖空間では、風通しをよくし、日光を入れるようにする
・台所用品、風呂・トイレ、手すり、取っ手、おもちゃ、受話器などの生活品も
 清潔に保つこと
・閉鎖空間や子供、老人、病人の近くでは禁煙
・ビタミンA、Cの含有量の多い果物や野菜を摂ること
 (ニンジン、パパイヤ、グアバ、オレンジ、蜜柑、ライム、レモン、パイナップルなど)


☆感染の疑いのある時、他人にうつさない為に推奨する処置☆

・医師のもとを訪ね、適正な処方を受ける。決して自己判断はしないこと
・外出せず、症状が緩和するまで安静を保つ
・咳、くしゃみには鼻と口を塞ぐ
・マスクを着用し、使ったティッシュはビニール袋に入れて捨てる。くしゃみを
 する際には、拡散を防ぐ為、肘を曲げた状態の内側でくしゃみをする
・症状が消えてから24時間経ってから、職場などに復帰すること

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山猫日記6

山猫日記
2009/5/24                             
T.OKAWA
                                   
チピンケ自然公園は雨季に入ったようだ、岩峰群の上にはひつじ雲が広がっている。

先週から時々ふる雨により、登山道には草丈が30センチほどの白い水仙のような花が咲いている。まるで高山のお花畑だ。森では朝からヒグラシに似た体長2~3センチほどのセミの大合唱が聴こえる。地面にあいた1センチ弱の穴からはい出てきて、いっせいに羽化したようだ。この季節、森は生命力に満ちあふれている。

いつものようにエントランスゲートのチェマは椅子にすわって新聞を広げている。オハヨー、チェマと挨拶すると、新聞を折りたたみぼくに渡してきた。スポーツ欄をひらくとそこには”SE LA PARTEN A JHONNY”の見出しとともにニシオカの左ストレートがジョニーの左顎をとらえている写真があった。(そのスラングの見出しの説明はここではひかえる)。

そのタイトルマッチは夜の10時半に始まった。西岡利晃はWBCのSバンタム級のチャンピオンベルトをひっさげてモンテレイにのり込んできた。それはあたかも日本の若武者が伝家の宝刀をたずさえて果し合いに挑むようでもある。

ぼくは会場にこだまするメヒコ・メヒコの大声援を聴きながら今日だけはメキシコ人を敵にまわすことをいとわず日本からきた若武者を応援しようと心に秘めていた。となりのカップルはフェアに闘おうという意味なのか親指をたててきた。望むところだ。ぼくはジョニーの応援が途切れるたびにサムライ・ニシオカと叫びつづけた。第1ラウンド、ジョニーの右ストレートがガードのあまくなった西岡の顔をとらえダウン、周りは全員立ち上がっているが、ぼくは席にすわったまま西岡がジョニーの猛攻をしのぐ姿をじっとみまもっていた。第2ラウンド、ジョニーはあきらかにカウンターねらいだ。西岡は右のジャブをだし攻撃をしかけていった。これで互角の闘いができるようになった。第3ラウンド、ジョニーが西岡の右を注意しながら前にでた瞬間、西岡の左ストレートがジョニーの顔面をとらえた。それは居合いにも似た切れ味だ。ジョニーはロープに飛ぶように崩れていった。ぼくは両手を突きあげ、ニシオカとかウォーと雄叫びをあげながらリングに向かって駆けおりていった。

昨晩の余韻がさめやらぬぼくは、ピナール山へ向かうトレイルで、すれ違った山の知り合いをつかまえて 昨日の試合をみた?ジョニーもいいボクサーだが、日本人の左がすごかっただろう と話しかけた。彼らはおめでとうと西岡選手の勝利をたたえた。


ピナール山頂に着くころには空が晴れわたっていた。


[後日談]
ピナール山に向かうトレイルを歩いていると小学生に声をかけられた。
ハポネスか?
大人たちもぼくが日本人かどうかもわからないのに オハヨ ゴザイ マス とカタコトの日本語を使ってくる。まえは声をかけられても必ずチナ(中国人)かと聞かれたが...

西岡選手のパンチはモンテレイのメキシコ人もノックアウトしたようだ。そして、日本人の知名度をあげたのは間違いない。

山猫日記5

山猫日記

2009/5/17
T.OKAWA

                                                 
今日は朝から雨が降っている。葉が雨に濡れ、緑にかがやき、森が精気をとり戻す。

こんな日は動物たちと人間の境界が近くなるような気がする。人間の気配が雨によって消され、思いがけない動物との出合いが待っていることがある。そんな期待を胸にピナール山へ向かった。

いつものようにエントランスゲートのチェマにオハヨー、チェマと挨拶して、本格的に降り始めた雨を避けるため管理棟の軒下に入り、ザックからレインパーカーをとりだした。

ぼくはチェマと話しをするのが好きだ。ぼくは彼の話すスペイン語が半分も理解できないし、チェマはぼくの父が生きていれば同じ年齢で耳が遠く、ぼくの言葉が聴きとりにくい。その度に何度も繰り返すことになるので会話がなかなか進まないが、でも気が合うのだ。前にチェマはこの森でピューマを見たと話したことがあった。本当にこんな街のちかくに野生のピューマが棲んでいるだろうか。にわかに信じがたい話だが、元軍人で酒も煙草もやらない堅物のチェマがつくりばなしをするとは思えない。雨が小降りになるまでのあいだ、もう一度ピューマの話を聴くことにした。

それはチェマが登山道を歩いていて左手に大きく折れ曲がった道にさっしかかったとき、その先の大きな石の上にピューマがいたという。チェマは身をかがめ、そこにあったこぶし大の石をとり、ピューマに向かって投げつけた。ピューマは驚いて走り去った。チェマは実演しながら説明するのでリアリティがある。しかも同じ場所で3回見ているという。

ついでに山猫がいるか聴いたら、一度だけ見たことがあり、ピューマよりたくさん棲んでいるという。ぼくは仲間が増えたようでうれしくなった。

日本では西表島と対馬にそれぞれ山猫が棲んでいるが、どちらも個体数が少なくレッドデータブックで絶滅危惧種になっている。とくにイリオモテヤマネコは野生の姿を撮影するのが極めて難しく、15年前に写真家の横塚眞己人氏が撮影に成功した。彼の写真集にでてくる山猫は常にカメラを警戒した野生の目をしていた。著書の中で山猫は警戒心が強く昼夜問わず自分の縄張りを移動しているため、居場所を捜すのが難しい。あるときカラスが山猫を追いまわして騒ぐのに気がつき、それから山猫が移動する方向がわかるようになったと書いている。チェマもピューマは常に森の中を移動しているという。

雨が小降りになるようすがないので、ぼくはチェマにピナール山へ行くといって歩きだした。登山道に入り雨が激しさを増したようだ。鳥のさえずりはなく、雨が葉をうつ音だけが聴こえる。しかし、登山道は緑の天蓋におおわれ、あまり服が濡れることがない。登山道をぬけ、ラスモラスへ向かう車道に出たとき、急に考えが変わり、ピューマがいたという場所を捜すことにした。車道の幅はゆうに3メートルあり、自然の天蓋がないため、ラスモラスに着く30分の間にズボンと靴がびしょ濡れになった。

水場の周りを捜したが、動物が水を飲みにきた跡は見つからなかった。ジグザグと呼ばれる登山道に行ってみたが水場からはなれるばかりだ。チェマはここでピューマを見たのだろうか?

もう一度チェマに確認しようと思い、来た道を引き返した。チェマにことの顛末を話しているうちに雨があがった。

チェマがピューマを見た場所はラスモラスへ行く車道をよこぎる登山道を下ったところだという。それは、さっきぼくが下ってきたところじゃないか。そしてぼくがふだんピナール山に行くときに使う登山道だ。

そういわれてみると、この登山道で一度だけ動物の物音を聞いたことがあった。そのときは大きな動物だなと思ったが、あれはピューマの足音だったかもしれない。

チェマはピューマに明け方ちかくにあっている。ぼくも早起きして登山道に行けばピューマにあえるかもしれない。

チェマに次の土曜日にまた会おうといってチピンケ自然公園をあとにした。

山猫日記4

山猫日記

T.OKAWA
2009/5/15                             
                                   
ピナール山頂のベンチで横になり空を見上げていると、白いガスが流れはじめ、あたりはたちまち雲につつまれてしまった。チピンケの岩峰群もモンテレイの街も雲に隠れて見えなくなった。山頂にいるのはパークレンジャーのフェルナンドとぼくだけだ。ときどき管理棟にある無線機からロッシーの声が聴こえてくる。谷間からいくつかの鳥のさえずりに混じって、ミソサザイの美しい鳴き声が聴こえる。懐かしい声だ。

ミソサザイは伊豆の天城山でもよく鳴いていた。天城山にはミソサザイよりさらに美声の鳥たちがいた。春にはウグイス、コマドリや青い羽根がきれいなオオルリがやってきた。

森の朝はさながら美声コンテストのようだ。そのなかでも小さいからだながら深山にこだまする声で鳴くコマドリが好きだった。どうしてあんな大きな声が出せるのか不思議だった。チピンケ自然公園で彼らの声を聴くことはないが、その分ミソサザイにはガンバレ、ほかの鳥たちに負けるなと応援したくなる。

山頂からの帰り道、鷲がいつもより低く舞っている。小鳥たちのさえずりはピタリと止んでしまった。つばさの先が白く、少し頸が長いやつだ。彼らはぼくの姿を見つけると、どこかへいってしまった。彼らもぼくが好いてないことを知っているのだ。

チピンケ自然公園には2種類の鷲がいる。

岩峰の1つコペテ・デル・アギラに登ったとき、山頂で迎えてくれたのは、もう少し小さくて全体が褐色の鷲だった。ここは彼らの領分なのだ。

この“鷲の冠ばね”と呼ばれる岩峰は標高2,200メートルありチピンケの最高峰になっている。そして、クライマーしか見ることのないチピンケ自然公園でいちばんの景観がある。このとき、ガイドでパークレンジャーのチェボとロープを結び登った。ピナール山との間のプエルト・デル・アイレのコルからおよそ2時間の速攻だった。それ以来、頸長の鷲よりも小さくて精悍な褐色の鷲が好きになった。そして命をロープで結び合ったチェボはメキシコ人でいちばん信頼できる男になった。

いま、チェボと次の登山を計画している。明日はピナール山頂の管理棟にチェボがいるはずだ。明日もピナールへいってみよう。

日本人選手の応援とインフルエンザ

昨日は久々に地下鉄に乗って野球観戦に行った。徒歩3分程でメトロ・チルパンシンゴ駅に出て、ほぼ満員の9号線に乗る。

メヒコは新型インフルエンザの感染者数や死者の数がポツポツ増えているが、米国ほど検査の効率が良くないだけの話で、最悪の時期を過ぎたとは言え、今回どうみても当事国であって潜在的な感染者数は今よりはるかに多いはずなのに、一見メキシコシティは平常に戻ったように見える。メトロの車両内でもマスクをしている人は1人も居なかった。私自身もJTBのO氏が送ってくださったマスクを家に忘れてきたので人のことは言えないが、メキシコシティの緊張感のなさを実感する。

予想通りスルタネスの先発は元ソフトバンクの山村投手だった。背番号4。今年はディアブロスが北部リーグ扱い(メキシコシティとプエブラのチームは毎年北部・南部を入れ替わる。ちょうど位置的に真ん中だからだろう)なので、スルタネスとペナントであたるのだ。本来この2連戦は米国のメキシカン人口の高いロサンゼルスで「伝統の一戦」として特別に行われる予定だったが、新型インフルエンザの影響でLAでの開催を中止し、メキシコシティでの対戦となったのだ。

現在の北部リーグは昨年の南部リーグチャンピオン、両リーグのプレイオフも制したメキシコシティ・ディアブロスが、今期から一部リーグ復帰を果たしたレイノサ・ブロンコスと29勝14敗で首位を争っている。昨年北部リーグ覇者のスルタネスは20勝23敗と勝率5割以下で4位をモンクロバと争っている。5月後半で4位ならばメキシコ・リーグのシステムからしてそれほど心配はしていないが、昨日の試合を観る限り、明らかに昨年よりチーム全体のバランスが悪い。特に顕著なのは、ショートの守備力だ。センター前に抜けた2本の安打はエベルなら難なく捕球するだろう。メンディ・ロペスをDH、エベル・ゴメスをサードにコンバートしないとならない事情もあるのだろうが釈然としない。今年は北部優勝は難しいか…。

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さて、球場フォロ・ソルには午後4時ちょうどに着いた。今日は山村投手が登板すれば、写真を撮りたいと思いBUTACAのチケットを買うつもりだった。メキシコシティのペナント戦はモンテレイよりも全然安く、モンテレイで130ペソ程のエリアの入場券が70ペソだ。ダフ屋はこれを50ペソで売っている。プロ野球公式戦の内野席の一番いい席が500円程度では、いいメヒコ人選手が大リーグに行ってしまうのは当然だ。

日本のプロ野球が実力のある選手が大リーグに行ってしまうことで、国内のレベルが低下することを危惧しているようだが、メヒコでは大昔から常態化していることだ。残念なことにこの国では野球人気はサッカーに比べれば100対1以下なのだからそんな心配をする人は極めて少数派と言えるだろう。

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そんな国に敢えて来てくれた山村選手を見たかった。

本来はスタジアムの一番高い場所から見下ろすのが好きだが、今日は持ってきたカメラもIXYであり、M嬢にEOSを借りてくれば良かったと思いながら(本当は使いこなせないのだ)、バックネット裏のなるべく下の人の少ない席についた。私のパーカーにはスルタネスのロゴマークが入っているので、近くのディアブロスファンに何を言われるかわからない。でも、主張してしまうのは、私が自称「メヒコで一番スルタネスを愛する日本人ファン」なのだから仕方ないが、私も完全アウェーである。

モンテレイが無得点に終わった1回裏、ランナーは出したものの山村は無難に凌いだ。91マイルぐらいの球が多く、適度に散っているのか、制球が思い通りではないのか、そのあたりは素人目にはわからないが無難な立ち上がりに見える。ともかく観客が少ないからいいものの、球場全体が相手チームの応援であり、その多くが山村投手への野次を飛ばしている。3ボールでも出せば、バックスクリーンに「RUIDO」と檄文が現れ、球場全体が騒ぐのだ。やりづらいに違いない。


2回表、メンディへの四球、エドガル・キンテーロへの死球からノーヒットで先制点をあげた。ひとり拍手を送る私に周囲の冷たい眼差しが刺さる。しかし、死球を受けてもそのまま一塁へ走り出したキンテーロ(現在打率456でリーグ首位)へは、観客のほとんどが拍手を送っていた。メヒコは観客のマナーという点では、こうした部分アメリカナイズされて気持ちがいいし、静かにプレーを楽しんでいる家族連れなども多い。反面、多くの時間では無秩序で間の悪い応援と品のないマナーを目の当たりにさせられる。

2回裏は山村投手の初球がマリオ・バレンスエラ(打率396の主砲)にかなり危険なデッドボールとなったことで、あわや乱闘かという騒然としたムードになり、観客席からは嵐のような罵声が山村に飛び交った。スター選手がそのまま交代するほどの死球を受ければ何処でも同じように投手への攻撃は仕方ないと思う。しかし、今のメヒコでは山村がアジア人というだけでも火に油を注ぐような状況なのだ。新型インフルエンザの感染拡大を恐れた中国政府が、強制的にメヒコ人旅行者を中国国内で隔離した問題で今メヒコでの中国の評判はすこぶる悪い。無知なメヒコ人は日本と中国の違いを知らないまま大人になっているし、無知でなくても敢えて日本と中国を混同してはばからない輩もいる。山村への罵倒は中国人を揶揄する民度の低いものが多く、とてもスポーツの場にふさわしくないものだった。山村投手のスペイン語力がどれだけか知らないけれど、ああいった声を理解するに至っていないといいなと思う。パリーグではあんな野次には慣れていいないだろうし…。

しかしながら、観客の怒りは次の打者カルロス・バレンシア(打率360)の打球がライナーでレフトスタンドに突き刺さると霧消した。

2ランを浴びた山村は、その後もランナーを出したり、強烈な打球を受けたりしながらも、2回3回を無得点に抑え、4回表にスルタネスが同点に追いついたまではよかった。が、それまでの晴れ空が一転し激しいスコールが降り始めた。メヒコは5月15日から雨期に入っている。山村は雨のマウンドで黙々と投げていたけれど、審判は試合の一時中断を宣言した。

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メヒコの球場はスタンドでも喫煙可である。内野全体にシートを被せる作業を見ながら一服しようとすると、ライターを失くしてしまったことに気付く。そのうちに屋根のない場所から移動してきた観客たちで周りが混んできたので煙草は諦めた。

プレー再開後、マウンドに山村投手の姿はなく、中継ぎの投手ビクトル・サンブラノに変わったようだった。サンブラノは球は速く見えるが制球力に欠け、ストライクコースは打たれるという具合で4回裏に3点を献上。その後のスルタネスの後続陣はコンスタントに得点を許し、打撃陣は相手投手フリオ・マテオを打ち崩せず、9対3でディアブロスが危なげなく勝利。山村投手の登板は勝敗に無関係となった。 




新型インフルエンザでこれほどキツイ思いをするとは、4月末の時点では想像もつかなかった。メヒコで仕事をしはじめて今度の5月23日で18年目にはいる。その間にペソの暴落だとか、9・11同時多発テロの影響だとか、個人的にも仕事面でも幾つか苦境みたいにものに出くわして来たけれど、今回ほど悲観的にはならなかった。

何の落ち度もないメヒコ人の部下をリストラし、何の落ち度もない日本人の部下を無給休暇扱いで日本へ一時帰国させた。ウチの会社だけでなく、旅行業全体が同じような状況なのはわかっているが、せめてGWに日本から来るツアーだけでも手配出来ていたら状況はもう少し良かったと思う。旅行業と自分の無力さを痛感している。

大勢の観客の敵意に満ちた視線と野次の中、ひとりマウンドに立つ日本人選手を見ながら、自分にもああした度胸があったらいいと思いつつ、「メキシコがいい国だってことを日本の人に教えたい」という独りよがりな使命感を再確認する午後だった。


山村選手に感謝。


mc

アートバザーfusionの37回目開催!

前回、こちらで告知して評判!? だったアート&デザインバザールfusion(フシオン)の37回目が、コンデサのパルケ・メヒコ(メキシコ公園)で行われます。5月1-3日開催予定だったものが、インフルエンザ騒動で延期になっていたものです。

FUSION37

いつものように1点モノの洋服、カバン、Tシャツ、靴、アクセサリーなどがたくさん売られています。
ライブなどもあるようですが、簡単な食事の出店も出ます。

このあたりは、パルケ・メヒコを中心に散歩するのもとっても楽しいところ。さまざまなオシャレなカフェやレストラン、セレクトショップ、家具店などがたくさんあります。

向かいの角にある、Cafe ToscanoやCafe Maniaはベーグルがオススメ。

日本食レストランDAIKOKUのMICHOAKAN店も徒歩30秒の位置にあります。

週末は、金曜がコンデサ側に(Av.Nuevo LeonとCampecheの交差するあたり)
土日がローマ側 (Oro通り Plaza MadridからInsurgentes) でティアンギス(青空市)もあります。
ALVARO OBREGON通り(Jalapaあたりからスタート)は骨董市も。

週末はゆっくり青空の下でショッピングとお散歩を楽しんでみてはいかがですか?

日程/5月15日(金)~17日(日) 12:.00~20:00

場所/Parque México
Av. Michoacán y Av. México. Col.Condesa, México D.F.
最寄り駅はメトロバスCampeche駅徒歩5分、
メトロCHILPANCINGOか徒歩ら7,8分、INSURGENTESから徒歩15分くらいです。
ちなみにビアヘス東洋メヒカーノからも徒歩5分。

Tabi Tabi TOYOをまだ手に入れていないかたは弊社にお立ち寄りくださいませ。

www.proyectofusion.com.mx

前回のご案内
http://tabitabitoyo.blog94.fc2.com/blog-entry-124.html

前々回の記事
http://tabitabitoyo.blog94.fc2.com/blog-entry-111.html

山猫日記3

山猫日記 
                       
T.OKAWA
2009/5/9 
  
チピンケ自然公園で1つだけ気に入らないところがある。

岩峰の1つ、アンテナに初めて登ったときのことだ。北側の斜面をジグザグに登っていけばロープなど使わなくても山頂にたどりつく。山頂はせまく、南側の足もとは高度差700メートルぐらいありそうな絶壁が谷底までつづいている。標高1,900メートルの山とは思えない迫力だ。一方、北側はピナール山をはじめミトラス山、そしてモンテレイで最も有名なラ・シージャ山が一望できる。ここまでは日本の名峰と同じぐらい味わいがあるのだが、何かが違う。そうさ、さっきから絶え間なく聞こえるゴーという音だ。眼下に広がるモンテレイの街が出すノイズがチピンケの屏風のような岩壁に反射し、ひとかたまりになって響いてくる。

ぼくは、いっしょに登った仕事の相棒で山仲間のアレックスに、英語で「日本の山ではこんなノイズはないよ、山頂は静寂そのものだ。街がこんなに不快な音をだしているとは想像したこともなかった。この山に棲む動物や植物はどう感じているだろうか? 鈍感なのは人間だけなのか」と、話したことがあった。

今日もいつものようにトレイルを歩いていると、土曜日の朝なのに街のノイズが小さいことにきがついた。これも新型インフルエンザの影響だろうか。

突然、「コモエスタ、オカ?」と声をかけられた。「元気だ、カルロス」と返事をしてお互いの肩をたたきあった。カルロスはまだ登山道の石のことを気にしていた。今日は、はっきりさせようと思い、「登山道の石を動かしても問題ない。登山道は自然ではない。自然公園はまちがっていない。問題はマウンテンバイクだ。雨が降ると川になって…わかる?」とつたないスペイン語で説明した。

カルロスは自然公園オフィスのクラウディアに確認したのか、「登山道はマウンテンバイク禁止」と言う。ぼくは、その通りだ、通行禁止がわかるように標識が必要だ、ほかの登山道にあるように柵をつけようと返した。カルロスは、そのことをクラウディアにメールで送れるかと聞いてきた。ぼくはスペイン語が難しい、おまえが送れないかと切り返したら、妙に納得し彼が送ることになった。

前に、ぼくはカルロスからピナール山ではなく、彼がいつもいくお気に入りの場所へいかないかと誘われたことがあったが、きっぱりとピナール山か4つの岩峰しか興味がないといって断ったことがあった。それ以来、がんこなやつと思われているかも知れない。カルロスはピナール山に登ってきたといって走り去った。そうだろ、ピナール山がいいよな。

ピナール山の帰り道、谷をわたってくる風が頬を撫で…なんてものではなく熱風が首筋にからみついてきた。すぐさまザックにつけている温度計をみて自分の目を疑った。なんと45℃をさしている。お風呂の適温が41度だから45度じゃ熱くては入れないよ。天然温泉だったらどうしよう…なんてアホなことを考えてしまった。

途中、サンオイルを仲良く塗っていた若いカップルに、笑顔で「暑いね、何度だと思う?」と話しかけた。

「…」

「上は45度だぜベイビー!」

エッーと驚きながらも笑顔をふりまくカップルに、

負けるぜ!

恋人同士にはこの暑さも関係ないかと思いながらチピンケ自然公園をあとにした。

http://www.chipinque.org.mx

メキシコ各州でのインフルエンザ対策

5月8日の在メキシコ日本国大使館領事部からのお知らせの一部を抜粋して紹介します。

■ハリスコ州
州内で発生した3名の死亡例について、AH1N1型インフルエンザに感染している可能性があり、現在疫病分析リファレンス研究所(INDRE)に検体を送っているが、陽性の可能性が極めて高いことから、本8日、ゴンサレス州知事は以下の措置をとることを命じた。

1.5月18日まで、ハリスコ州下にある初・中・高等教育機関は休校。
2.総合家族開発システム(DIF)に対し、州厚生庁および市厚生庁の医師を動員して子供の健康状態の評価のため、児童ケア・センター再開を通知。
3.5月8日より5月18日まで、酒場、カジノ、ディスコ、バー、キャバレー等の夜間営業の店、映画館、劇場、競技場等の営業中止を命じる。

■イダルゴ州
イダルゴ州内での感染者の発生が急増したことを受け、オソリオ州知事は、公立・市立のすべての教育機関の再開を5月18日まで延期することを発表した。また、初等教育に所属する子女を持つ公務員は、子供の養育のため、自宅待機をすることができるとも述べた。さらに、州内の企業支援のため、州政府がこれらの企業からの調達を積極的に行う、一部の免税措置等の経済対策も発表した。

■ゲレロ州
中・高等教育機関は11日に再開、また初等教育及び幼稚園は18日に再開。

楠原生雄 写真展-メキシコ 大地の建築-

アシエンダ特集で写真、執筆含めて取材協力いただいた楠原生雄さんの写真展(5月号本誌P08、41で紹介)の日程変更のお知らせです。皆様、お誘いあわせの上、ぜひ足を運んでください。

楠原生雄 写真展
「LAS ARQUITECTURAS DE LA TIERRA MEXICANA」
-メキシコ 大地の建築-
日程/5月14日~6月12日

場所/イベロアメリカ大学 建築学科内 展示ギャラリー
Prolongaciòn Pasei de la Reforma 880, Lomas de santa Fe, México D.F.
EXPOSICION_IKUO_KUSUHARA




追加情報!

展覧会、オープニングセレモニーの日程が5月22日金曜19:30~に決定!

メキシコシティ、商業施設は通常通りの営業へ

ジェトロより、メキシコ市政府がインフルエンザ警戒水準を引き下げ、商業施設は通常通りの営業へ戻ることができたという発表を転載します。

これでほぼ通常通りの生活を始めることができます。

メキシコ市(連邦区)政府は5月6日夜,新型インフルエンザ警戒水準をこれまでのオレンジから黄色に引き下げることを発表し,翌7日に感染拡大を防ぐために適用していた一部商業施設の営業停止命令を解除する条例を官報公示するとともに,同施設の衛生管理指針を公示した。これによりレストランは通常通りの営業が可能になり,バーや映画館なども営業が再開される。メキシコ市が定めた衛生管理指針に従う必要はあるが,レストランは5月6日のように50%の収容人数で営業する必要はない。

<全ての商業施設の営業を再開>
インフルエンザ警戒水準の黄色への引き下げに伴い連邦区官報で公示された条例は2種類ある。連邦区内務省が公示した条例は,6日の条例で定めた商業施設の一時的営業停止を解除するもの。連邦区保健省が公示した条例は,再開された施設の衛生管理指針を定めるものである。

連邦区内務省が5月7日に官報公示した条例は,5月6日の条例の効力を打ち消す内容。これにより,バー,ラウンジ,キャバレー,夜間娯楽施設,ディスコ,ダンスサロン,スポーツスタジアム,闘牛場,映画館,劇場,ビリヤード場,パーティーサロン,トレーニングジム,温泉施設,コンベンションセンター,アミューズメントパークの営業が再開される。
スポーツ施設については,トレーニング施設の営業停止が解除され,トレーニング施設を含む,全施設が営業可能となる。

レストラン及びレストラン・バーについては,午前7時から午後10時までという条件が解除され,営業免許で許可された時間帯の営業(通常営業)が可能となる。また,来客数の上限を収容人数の50%までに抑えるという条件も撤廃された。

 ただし,本条例第2条は,通常営業が再開されるすべての商業施設は,連邦区保健省が定める規則や決定に厳格に従う義務を負うと規定しているため,衛生管理を徹底したうえでの営業が義務付けられる。

<営業再開された全施設を対象に衛生管理指針を公示>
連邦区保健省が公示した条例は,新型インフルエンザの感染拡大を防ぐため,当面の間順守すべき商業施設の営業規則を定めている。条例によると,レストラン,バー,ラウンジ,キャバレー,夜間娯楽施設,ディスコ,ダンスサロン,スポーツスタジアム,闘牛場,映画館,劇場,ビリヤード場,パーティーサロン,スポーツ施設,トレーニングジム,温泉施設,コンベンションセンター,アミューズメントパークの営業のためには,以下10項目の順守が義務付けられる。

(1) 見え安いところにインフルエンザ感染予防・保護手段に関する情報を掲示し,周知する
(2) 来客等施設に入る人に対して手洗いを要請するか,アルコール原料の除菌ジェルを提供する
(3) インフルエンザの症状を持つ客や従業員が施設に立ち入ることのないよう監視する
(4) 頻繁に手を触れる電話,電気スイッチ,エレベーター,ドア,ドアノブ,コンピュータのキーボード,プリンタなどを定期的に除菌する
(5) 料理メニュー,ガラス容器類(グラス・コップ等)を飲食客の利用後すぐに除菌し,可能な限り小分け包装の調味料を用意する
(6) 施設スタッフに対し,①宝飾品やネクタイを着用しないこと,②マスクを着用すること,③1時間毎に手を洗うこと,を徹底する
(7) 化粧室および一般客が利用するエリアの衛生管理を徹底する
(8) 化粧室およびキッチンに液体石鹸もしくは除菌ジェルを十分な量備える
(9) テーブルの飾りや広告を撤去する
(10) 施設内の換気を十分に行い,施設内への日光を遮断しない,エアコンがある場合はメンテナンスを十分に行い,特にフィルターは念入りに掃除する


 メキシコ市が今回公示した商業施設の衛生管理指針は,連邦政府保健省が5月3日に作成し,同省ウェブサイト上で公開しているレストランや劇場・映画館・講堂などにおける衛生管理指針よりも緩やかな基準となっている。

 たとえば,連邦政府のレストラン衛生管理指針では,座席の間隔をあけて隣の席の客との間に2.25メートルの間隔を設けることを提言しているが,メキシコ市はそこまでの基準を設けていない。また,メキシコ市独自の基準として5月6日に公示した「飲食客収容能力の50%まで」という基準も廃止されたため,レストランは100%の収容能力で営業できることになる。

このように,連邦政府とメキシコ市(連邦区)政府との間で衛生管理指針に違いがみられるが,少なくとも連邦区保健省は,メキシコ市感染症監視衛生科学委員会の判断に基づき衛生管理指針を定めているため,連邦区内では連邦区政府の衛生管理指針に従えば,連邦区政府により罰せられることはない。

なお,メキシコ市連邦区が衛生管理指針を定めているのは特定の商業施設のみであり,一般の企業(職場)における衛生管理指針は連邦政府保健省が定めるものしかない。したがって,一般の職場における衛生管理は,連邦政府の指針に従う必要がある。

山猫日記2

山猫日記
                           
T.OKAWA
2009/5/2 
                                   
チピンケ自然公園は名前のついた4つの岩峰と1つの独立峰からなる。

山腹はおもに常緑広葉樹と樹高が15メートルをこえる松林の混合樹林帯になっている。この樹林帯の中にいくつかのトレイルと緊急車両用の車道(未舗装)がある。

一般にトレッキング、クロスカントリーやマウンテンバイクで登れるのは、独立峰のピナール山で、僕がふだんいくのもこの山だ。山頂には地上15メートルはありそうな管理棟が建っている。このゲゲゲの鬼太郎の家を思わせる管理棟に登らせてもらったことがあるが、チピンケ自然公園全体が見渡せ、監視塔の役割をはたしているのがよくわかった。

今日もピナール山へ続くトレイルを歩いていると子供連れの家族や、いかにも初めてきましたというような人たちをいつもより多く見かけた。新型インフルエンザの影響か、街の人混みをさけ自然の中へ逃れてきたようだ。人間界でおきている、まるでSF映画のような事態も強烈な紫外線がふりそそぐ、ここピナール山では無縁で誰ひとりマスクをつけた人をみかけなかった。

ピナール山頂直下を登っているとき、背中に緊張がはしった。若い女性が登山道に倒れている。一瞬、熱中症かと思った。ピナール山は標高1,500メートルだが、温度計は35℃をこえている。すでに山頂の管理棟からマヌエルが救急道具をもってきていた。ぼくはすばやく彼女を観察し熱中症ではないことがわかった。右側の口元から鼻にかけて擦傷があり多量ではないが出血している。頭部を確認したが意識はしっかりしていて頭をうった様子は無い。彼女の友だちと思える女性が顔の傷口の手当をしている。ぼくはマヌエルに転倒したのだなと確認し、彼女にショックをあたえないように平静をよそおい大丈夫だとつぶやいた。マヌエルは無線で救援隊を呼んだようだ。手伝うことがあるか確認し救援隊を誘導するため、いったんその場をはなれた。

しばらくしていちばん近い公園事務所からエンリケとロッシーが担架をもって4WDで駆けつけた。ロッシーは顔なじみでオカと声をかけてきた。ロッシーはすばやく彼女に話しかけながら怪我の状態を確認していった。左肩と右膝を強打し、左足首を捻挫しているようだ。できるだけからだを動かさないように担架にのせ、頭を固定し近くの車道まではこび、そこで救急車を待つことにした。

ぼくはパークレンジャーにその場をまかせ帰路についた。

ロッシーの緊急時の対応が頼もしく思え、ますますチピンケ自然公園が好きになった。

http://www.chipinque.org.mx

FM3・FM2原本が手元にない日本人の出国手続き

FM3・FM2原本が手元にない日本人の出国手続き(取得・更新手続き中の場合)

大使館のインフルエンザ相談窓口に、FM3・FM2の取得・更新手続き中の場合の出国方法についてお問い合わせが多く寄せられたことから、国家移住庁(INAMI)に確認した出国前の手続きについての案内が届いていますので、転載させていただきます。


1.出国までに時間がある場合
(1)銀行で手数料(287ペソ)を振り込みます。銀行の指定は特にありません。本メールに添付する振り込み用紙をお持ち下さい。

(2)3.の必要書類を持って国家移住庁へ行き出国許可書の申請を受けます。
※ 移住庁の場所:Avenida Ejercito Nacional No. 862, entre Platon y Seneca, Colonia Polanco
※ 受付時間:月~金 9:00~12:30
※ 受付窓口:24番

(3)出国許可書の発給を受けます。申請から発給までにかかる時間は約2日です。


2.出国までに時間がない場合

当日空港内の国家移住庁空港出張所で出国許可書の発給を受けることが可能です。ただしかなりの混雑が予想されますので、時間に余裕を持って行ってください。

※ 空港出張所の場所:メキシコ市国際空港ターミナル1のプエルタ10の中
(国際線到着出口からタクシー乗り場へ向かう途中、HSBCの近く)


3.必要書類
(1)FM3・FM2取得・更新手続き申請受理書
(2)出国許可書申請のための手数料(287ペソ)の振込領収書
  (空港内の銀行で振り込むことも可能)
(3)旅券(パスポート)
(4)往復航空券またはeチケットを印刷したもの

・この許可書で国外に出られる期間は30日間です。

・5月1日から航空会社チェックイン前の健康診断が実施されるため、以前に比べて搭乗手続きに時間がかかる見込みです。出国許可書の手続きと健康診断を同時に受けた場合、搭乗予定機に乗り遅れる可能性があるため、時間に余裕のある方は1.の方法をお勧めします。

・当日空港で出国手続きをする際に、出国許可書に印を押してもらいます。この許可書はメキシコに再入国する際に必要となります。再入国後5日以内にこの許可書をFM3・FM2申請をした国家移住庁の事務所に提出してください。

メキシコシティでのマスクの配布について

在墨邦人へのマスクの配布(追加配布)について大使館からお知らせがありました。




在留邦人の皆様にマスクの追加配布を予定しております。

今回はマスクの配布に当たっては、旅券(パスポート)1通につき、マスク3枚を配布させていただきます。前回、マスクをお受け取りになられた方も、今回新たに3枚お受け取りいただけます。

<マスクの配布方法>
1.受け取りの際には、旅券原本又はコピーの提示が必要になります。
2.マスクをご希望の方は、当館広報文化センター窓口の「マスク配布窓口」              までお越しください。
3.旅券1通につき、マスク3枚の配布となります。
4.配布時間は、当館窓口受付時間内(平日09:15~13:15及び
15:00~18:15)となりますのでご注意ください。

メキシコから1万ドル以上の現金等を持ち出す際の手続き

大使館領事部からのお知らせを転載させていただきます。

インフルエンザ騒動で帰国される方が増えていますが、その際の金銭の持ち出しについての規定のご案内です。

1.メキシコにおいては、1万ドル以上の現金・有価証券等を持って出国する場合には、事前の申告が必要です。無申告で出国しようとした邦人が空港で当局により身柄を拘束され、予定していた航空便に搭乗できず、罰金の支払いを命じられた事例が数件発生しています。在留邦人の皆様におかれては、メキシコの法制度を遵守し、1万ドル以上の現金・有価証券等を国外に持ち出す場合には、必ず事前の申告を行うようお願いします。

2.空港内で申告できる税関事務所の場所は以下のとおりです。事務所のあるゲートに入るには搭乗券が必要となりますので、まずはチェックインを済ませてから申告場所に行ってください。

(1)ターミナル1

国際線到着ゲートE3(PB階(日本の1階に相当))内。E3ゲート右にある職員用通路を通って中に入り、向かって右側へ。ゲート内に入るには荷物検査を受けるとともに、搭乗券と旅券(パスポート)の提示が必要となります。

(2)ターミナル2

国際線到着ゲート(PB階(日本の1階に相当))内。発着案内板の右下にある職員用通路(solo personal autorizadoと表示されています)を通って中に入り、向かって左側へ。ゲート内に入るには荷物検査を受けるとともに、旅券(パスポート)と搭乗券の提示が必要となります。


3.税関事務所においては、旅券(パスポート)と搭乗券を提示のうえ、持ち出す現金・有価証券等の金額を申告し、その現金・有価証券等の性格について説明することが求められます。

メキシコ各施設再開情報

4日朝、コルドバ厚生大臣及びエブラール・メキシコ市長が記者会見を
受けて、メキシコでの各施設、学校の再開日が決定しました。

学校の再開は、高等学校及び大学をはじめとする高等教育機関:5月7日
その他幼稚園、小学校、中学校をはじめとする初等教育機関:5月11日

公共行政サービス:5月6日
※行政窓口において人の行列ができないよう配慮するとともに、
衛生基準を満たすよう最善の注意を払ってください。

経済活動:レストラン:5月6日
博物館、図書館、宗教施設等:5月7日
※その他深夜営業を伴うバーやクラブ、パーティー会場、映画、劇場
などについては警戒レベルが黄色に下がるまで引き続き営業を制限。

<追記7日> 一時閉鎖になっていた全国175箇所の遺跡は、昨日6日
から8日まで半日入場、9日の土曜以降は平常通りに入場可能となり
ます。<追記おわり>

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